【別室】クワガタ用語集
クワガタ用語 豆辞典
クワガタに関する用語も時代と共に変化しておりますが、ここでは私が使っているクワガタ用語のご説明を致します。私が思うことを書き加えて好き放題のコメント付きになります。豆辞典を謳っておりますが一般的に通用するか全く検証致しておりませんので、正解かどうか保証できませんので参考程度・興味本位でご覧頂ければ幸いです。ご理解の程よろしくお願い致します。文章の間違いや、誤字脱字、私ならこうである・・・など御意見が御座いましたらご一報頂けますと幸いです。
亜終令 (あしゅうれい)
初令から1度脱皮したあとの幼虫のことで、第2段階をいう。(一般に2令という)
羽化 (うか)
蛹(さなぎ)が変態して成虫になること。 >>羽化間もない個体は1ヶ月程度やたらに触れない方が安心です。私の場合、まだ赤い個体を撮影したり手でつかんでいる様子を見ると何故か悲しくなります。赤みの残る個体をオークションなどで販売するのもどうかと思います。
羽化不全 (うかふぜん)
羽化が正常な状態でないこと。 >>上翅の変形や大顎の変形・奇形などが最も一般的。場合によっては数日で死亡することもあります。
越冬 (えっとう)
読んで字の如く冬を越すこと。通常は蛹室の中で新成虫として越冬するが、オオクワガタは夏に一度活動した個体も再び越冬する。
大顎 (おおあご)
頭部にあるハサミのような部分をいう。 >>牙(きば)・角(つの)という人も居りますが顎(あご)と呼ぶのが一般的。専門的に大腮(たいさい)とも言う。
加令 (かれい)
幼虫が1令から2令、2令から3令へと脱皮すること。(初令から亜終令へ脱皮)
眼上突起 (がんじょうとっき)
目(複眼)の上にある突き出た部分をいう。 >>ホーペ(中国産オオクワガタ)は国産オオクワガタよりやや尖ったイメージが見受けられます。
気門 (きもん)
成虫・幼虫ともにある呼吸器官のことをいう。腹部体側に複数ある。
菌糸 (きんし)
きのこ菌など菌類の栄養体を構成する糸状の細胞列。環境条件がよければ分枝と結合を限りなく繰り返し、種によって子実体(しじつたい)や菌核を
形成する。 >>オオクワガタ♀親はカワラタケやヒラタケの菌で腐朽した材を大変好み、幼虫も同様に好んでエサとしているようです。
菌糸ビン (きんしびん)
菌床(菌糸)をガラスビンやプラボトルに押し固めて入れた人工的な幼虫専用のエサ。
終令 (しゅうれい)
亜終令(2令)から2度目の脱皮を終えた幼虫の最終段階。(一般に3令と言う)
初令 (しょれい)
卵から孵った幼虫の第一段階をいう。(1令とも言う)
前蛹 (ぜんよう)
3令幼虫が蛹になる直前状態で棒状に直線的に体を伸ばし動かなくなる状態。 >>大きく縮み見た目はシワシワの状態となります。震動は厳禁!
前胸 (ぜんきょう)
胸部にあたる部分をいう。
>>背中(真上)から見た場合を前胸背板(ぜんきょうはいばん)・腹部から見た場合(ひっくり返して見る)を前胸腹板(ぜんきょうふくばん)という。65o以上の日本産オオクワガタには背板の突起が中央であり、上部に位置したり、なだらかな個体は殆ど見られない。別項にも述べるが、多発している場合何らかの別亜種のオオクワガタの血が入っていることを否定することが出来ないと思います。
大腮 (たいさい)
大顎(おおあご)全体のこと。 >>私の感覚的にツノでもキバでもありません。この部分の計り方や撮影方法では色々なトラブル・思惑が見られます。
体長 (たいちょう)
顎の最先端から腹部尾端までの長さをいう。顎の開き方により長さが異なるので、最長をもってその体長とするのが確実です。
点刻列 (てんこくれつ)
オオクワガタの♀や小型♂の上翅にあるスジ状のもの。顕微鏡や虫眼鏡などで見ると小さな点のあつまりに見える。
頭楯 (とうじゅん)
成虫・幼虫ともに口の真上にある突起状の部分。
頭幅 (とうふく)
成虫・幼虫ともに頭部の最大横幅をいう。 >>オオクワガタの♂70o程度の成虫なら25.0oは欲しいところ。オオクワガタの3令♂の幼虫頭幅は12ミリ程度欲しいところ。(通常は8o〜12oが最も多いとされています) 【注意】 ちなみに、「ずはば」・「とうはば」等とは読みません。
孵化 (ふか)
卵から幼虫が孵ること。卵は初令(1令)幼虫として孵ります。
付節 (ふせつ)
脚部の最終端にある肢節をいい、ふつう2個に分かれている。 >>乾燥しすぎた環境や、成虫で過ごした年数により欠落することがある。
蛹化 (ようか)
3令(終令)幼虫が蛹になること。 >>温度により異なるが、通常は約2週間〜4週間の前蛹期を経て蛹化する。
蛹室 (ようしつ)
3令幼虫が前蛹になる直前に蛹化のために作る楕円形のスペース。 >>人工蛹室も販売されていますが私は使ったことがありません(^_^;)
あ
か
さ
た
ひ
よ
菌床 (きんしょう)
広葉樹のオガ粉をベースにフスマ等の栄養剤を混ぜ、水分50%前後に調整し、これらを袋に詰め高圧高温滅菌し菌種を植え付け培養したもの
クワガタ辞典 番外編
日本産オオクワガタは、昆虫綱コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目)クワガタムシ科オオクワガタ属に属する昆虫の一亜種と定義されている。
| 界: |
動物界 Animalia |
| 門: |
節足動物門 Arthropoda |
| 綱: |
昆虫綱 Insecta |
| 目: |
コウチュウ目 Coleoptera |
| 亜目: |
カブトムシ亜目 Polyphaga |
| 上科: |
コガネムシ上科 Scarabaeoidea |
| 科: |
クワガタムシ科 Lucanidae |
| 属: |
オオクワガタ属 Dorcus |
| 種: |
hopei |
| 亜種: |
binodulosus |
【分類と近縁な種】
1999年まではクルビデンスオオクワガタ(Dorcus curvidens )の亜種とされていて、「Dorcus curvidens binodulus」とされていました。
その後、専門家のDNA解析の結果、2000年からホーペオオクワガタ(Dorcus hopei hopei)の亜種として分類されました。
近縁な種としてはグランディスオオクワガタ(Dorcus grandis grandis)や、その亜種であるタイワンオオクワガタ(Dorcus grandis formosanus)があり、簡単に交雑することが知られています。いたずらに交雑実験をするなど絶対に行うことのないようにしたいものです。既に、日本産の特徴が完全に失われた個体が販売されたり紹介されています。見極め方等詳しくは別項にてご紹介致します。
その他、和名でオオクワガタと呼ばれる種にはクルビデンスオオクワガタ・リツセマオオクワガタ(旧名パリー)・アンタエウスオオクワガタ・シェンクリングオオクワガタなどですが、♂の大腮を見た場合に於いて発現型とその生態的地位以外に、遺伝的共通点が非常に少ないと思います。
−この項終わり−