極太!極太!とにかく未だによく目にするフレーズですが、当然万人に共通する極太の「定義」はありませんし考え方は人それぞれです。
私が思う極太とは、♂70oとした場合に顎幅5.0o以上、頭幅25.0o以上、前胸背板幅26.0o以上としています。こんなのならいくらでもいると笑われるかも知れませんが、私的にはこのバランスはなかなか難しいと思っています。過去に普通のオオクワガタなら沢山見ましたし、飼育もしましたが上記したような各部のサイズをクリア出来る個体はとても貴重と思っています。そして顎が5.0o無くても頭幅が狭い(面積が狭い)個体は太く見えるでしょうし、逆に頭幅が発達していると顎が5.0oや5.2oでは全く太く見えません。背板の幅や面積が広すぎてもアンバランスとなり、いくら太くても納得出来ないと思います。更には腹部の長さや幅など考え出すときりがなくなりますね。大切なのは各部の細かい数値を追うよりも見た目の印象がとても大切です。2001年、私の能勢産飼育個体から突如太い個体が1頭だけ誕生しました。
そのスペックは72.0oで顎幅5.20o、頭幅25.85o、前胸背板幅なんと28.48oと明らかに突出していて、他の兄弟に比べて前胸背板が異常に発達し、顎も太めであり横から見たとき高さもある個体でした。現在メインの能勢垂水系の血統で初代極太個体になります。当時友人からは外国産じゃないの・・・と冗談を言われた程です。しかし考えてみると、その突出した太さを持つ個体の親虫も68oながら「明らかに」他の産地の個体に比べて太かったのです。(当時体長以外を計ることはしておりませんでした)よく考えると突然出てきたわけではなく、やはり血統が存在するのかと現在では実感するに至っております。当時血統論で言えば80oを超えられる血統、30gを超えて羽化不全せず無事に羽化出来る血統と言うものがチラホラささやかれていた時代でした。大型になる血統があるのなら、太くなる血統も存在して不思議ではないと言う発想は、今現在も変わりません。当時も大型になる血統は外国産との・・・であるとか根拠無く言われておりましたが太い個体においても同様にその類の話題が消えることはないようです。勿論私はそのような行為は許されないことと思います。飼育技術や飼育用品(菌床など)の著しい進化で、以前は存在しないような超特大個体、日本産では希な太い個体が多くのブリーダーによって作出されています。
疑い出せばキリがありませんが多くの大型血統そして極太血統が、真の日本産オオクワガタからの累代飼育品であることを願って止みません。私なりの極太個体の定義は♂70oとした場合に顎幅5.0o以上、頭幅25.0o以上、前胸背板幅26.0o以上としています。目指す個体としては70oでのスリーサイズ5.5o25.5o26.5oです。